これは、一人の男の三年越しの復讐の話である。
3年前の話(前編)
3年前の話(後編)
(この話を読み進めるにあたって、まずは上記の記事を読んで欲しい)
2012年2月12日0時過ぎ

CH6ゆーちゃん誕生日、自分主催のサプライズ誕生パーティを開催。
もう、この髪の毛を最後に彼は人間を卒業しようとしていた。

呆れながらも渋々来てくれた面々と、これから行なわれようとしている儀式の見物客の方々。
粛々と執り行なわれる断髪式を経て、そして男は妖怪へと変化した。
【河童】
河童(かっぱ)は、日本の妖怪・伝説上の動物、または未確認動物。
標準和名の「かっぱ」は、"かわ(川)"に"わらは(童)"の変化形"わっぱ"が複合した"かわわっぱ"が変化したもの。河太郎(かわたろう)とも言う。ほぼ日本全国で伝承されている。
みんなから気色悪いだとか不気味だとか、帰り際には「もう飽きた」などの罵詈雑言を投げつけられるも、挫けずに自分の心を強く持った。
2012年2月13日正午過ぎ
寝返りも打てず、頭にも血が昇った状態での目覚め。
前日にセットしたのが悪かった。
ベッドに横たわれず、仕方が無いので、ベッドから頭を半分出した状態で昨夜は眠りについてたのだ。
ちなみに、夢で見た自分の姿はまだ髪の毛がフサフサだった。
トイレに行きたいが、家庭の事情で、こんな頭絶対にじいちゃんばあちゃんには見せられない。
僕はメタルギアソリッドのスネークになりきり、物音を立てずに家の中を移動する。
もちろん、トイレから出て部屋に戻るときも細心の注意を払わなければいけない。
ドアの隙間から誰も居ない事を確認し、慎重に部屋へと戻った。
部屋の中では三年前の悔しさを思い出していた。
この三年間、あの侮辱的な行為を忘れたことがあっただろうか。
まあ、あった。正直、免許証を手に取る時以外は忘れてた。
でもだよ
免許証を見せるとき、どれだけ恥ずかしい気持ちで提出してきたことか。
コンビニでお酒を買う時には店員さんから鼻で笑われ、警察から職務質問されれば「帽子かぶってるとかありえない」と偽造免許証だと疑われて面倒な事にもなったんだ…
今日こそは絶対に負けられない。
とにかく、前回の反省点を踏まえて、なにが悪かったのか自問自答した結果、キャラを作りすぎたのがまずかったという結論に達した。
あのときは、完全に殿さまになりきりすぎて、無理が生じたに違いない。
正直、偉そうにしすぎた。
僕が公安の人間でもあんなふてぶてしい奴の思い通りにはしたくない。
なので、今回のキャラ設定は人間不信の河童で行く事にする。
『カッパのユゥ』
あらすじ
〜
彼は人間と河童のハーフとして生まれるも、河童の里では人間呼ばわり、人里へ出れば河童と恐れられ、行き場を失っていた。
そんな彼も比謝川(ひじゃがわ)にひきこもり続け三年、遂に向かえてしまった免許更新。
うつむきながらも公安へ免許更新しに行く事を決意したのだった。
〜
これなら完璧!
もう、終始無口で通せばきっとだいじょうぶ。
ボク、余計な事は喋らない。
たとえ誰かに話しかけられたとしても無視して挙動不審キャラを演じ続けてやるのだ。
すると、どうだろう。
気持ち悪い奴が入ってきたとでも思われたのだろうか。
あの時とはうってかわって、誰も話しかけてこない。
見て見ぬする人のオンパレード。
そう、僕は勝ったのだ。
証明写真を見事クリアー!
講座の後も偉そうな人に呼び出されることもなく、遂に免許証を手に入れたのだ!
それではどうぞ!!
ジャジャッン!!
おっ
ん?
あれ?
なんかチャラくない?
皿を乾かさないようにと頭をテカらすためにタップリ顔中にベビーオイルってやつを塗りたくったせいかな。
すごい健康的に小麦色したギャル男みたい。
いるよね、こんなやつ。
というか、なんかエグザイルとかにいそうなんですけど。
ほら、見てよ。
違和感なさすぎるよ。
これメンバー入れるわ。
いや!入りたくないよ!!
だれだよコイツ!
日本を元気にじゃないよ!
全然、納得出来ない。
ああクソー!!
またかよ!
三年後へつづく!!!!!












